lieの記録世界

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人狼ゲーム通信第7.5号

人狼と狂人

今度は逆に、人狼が狂人のフリをするトラップを紹介しましょう。
占い師を偽装した狂人のフリをした人狼、という罠です。


 狂人のフリをするにはどうすればよいでしょうか?人狼と狂人の違いは、人狼は何としてでも生き残ろうとし、狂人はなんなら処刑されてもいいと考えてる点です。また、人狼は誰が人狼か知っていますから、自分のついた嘘が霊媒師によってバレるかどうかも、あらかじめわかっています。よって、人狼は村人から簡単には疑われないように精巧でバレにくい嘘をつくことが多いです。一方狂人は、いい加減な嘘をつきます。
そもそも、誰が人狼か知らないので、精巧な嘘はつけないのです。


 これは嘘をついているのが人狼か狂人なのかを見破る時の基本的な考え方なんですが、その基本的な考え方を逆手にとります。


人狼と狂人による霊媒師殺害トラップ
例えば貴方が人狼の場合に、2日目に占い師だといって登場し、村人を1人指名して「あいつが人狼だ」と宣言します。指名された人が特に役職を持っていなければ、吊ってみて翌日の霊媒結果で判断しようとなるでしょう。そして翌日、霊媒師が登場し、貴方の占いが間違っていたことを指摘するはずです。


 この1連の流れからすると、貴方は村人にとって、非常に狂人っぽく見えます。
翌日すぐにばれるとわかっている嘘をついて、何なら3日目に自分が処刑されることで人狼を勝利させようという見え見えな作戦です。
貴方が普段人狼の時に精巧な嘘をついているほど、このトラップは効力を発揮します。


 そして貴方が狂人濃厚と判断されると、3日目、村人は貴方を処刑することがどうしてもできなくなります。3日目は何度も言うように最低1匹は人狼を処刑しなければ村が滅びるタイミングですから、霊媒師の霊媒結果などによって人狼を処刑できているという確信がない限り、狂人と思しき人物を処刑する訳にはいけないのです。


 この時、本物の霊媒師とともに、本物の占い師も生存していればCOしているでしょう。何しろここで人狼を当てなければ村が負けるかもしれないタイミングですから。
場には、本物の占い師占い師を騙った貴方本物の霊媒師がいるはずです。


 そこでもし、真占い師が人狼を占えていなかった場合、狂人が霊媒師として登場することで人狼を勝利させることができます。


 なぜなら占い師が1人本物で、もう1人の偽占い師はいかにも狂人っぽいとなれば、2人出ている霊媒師は、片方が本物で、もう片方は人狼だというロジックが成立するからです。ここで当てなければ村が負けるというタイミング、2分の1の確率で人狼を吊れそうだとなれば、かなり村人有利な賭けに思えます。だが、実際そこに人狼はいないのです。


 これに引っかかると、どちらを処刑するか散々悩んだ挙句、本物を処刑しても偽物を処刑しても結局負けという結果に頭をかきむしることになります。
もし別ルールで共有者がいた場合にこのトラップが仕掛けられた時、共有者さんは自分の両肩に重い荷重が圧し掛かってくることになります。知っておいた方がいいかもですね


※いかがでしたか?上級のブラフはかなり複雑なロジックが要求されますが、上手く成立したときは非常に気持ちがいいでしょう。ぜひ試してみてください。
ああ、あと1つ、「これらのテクニックを使うときに最も重要なポイント」を言い忘れていました。次回でご紹介します。