lieの記録世界

ようこそいらっしゃいました。 自由にお楽しみください。

私がプレイしているゲームのプレイポイント等を掲載します。
いきなり内容が切り替わる可能性もあります。
更新時期は不定期です。ご了承ください。

Ibエンド考察 ED1《再会の約束》

メアリー焼失&ギャリー生存で、メアリーが焼けた後にハンカチを渡せば、後は元の世界に戻るとこのエンドになります。唯一エンド後にスタッフロールが流れ、その後にスチルが出ます。ハッピーエンド兼トゥルーエンドです。


【分岐条件】
スケッチブックに入った時点でギャリー死亡率2以下なら生存ルート。+ギャリーの好感度8以上、メアリーが焼失後にイベントが発生し、「ハンカチを渡す」を選んで元の世界に戻る。


■ギャリーの死亡率変動箇所
1増加:鏡の部屋でギャリーがマネキンを壊す
1増加:ヒモが5本並んだ部屋でギャリーが右端のヒモをひっぱる
1増加:橋を渡った先の通路でメアリーに「ギャリーと二人でここから出る」と答える
  (ただし、この時点で死亡率が0がでないとメアリーの問いかけが発生しない)
1増加:人形がついてくる通路でギャリーがドアの前にいる人形を蹴飛ばす
1増加:「カサをなくした乙女」の部屋にあるマネキンを全て机から落とす
2増加:ギャリーが白の絵の具玉の部屋からの脱出に失敗する


■ギャリーの好感度増加箇所
1増加:ラビリンスでギャリーと一緒に張り紙を読む
1増加:鏡の部屋でマネキンを壊そうとするギャリーを止める
1増加:悪夢から目覚めた部屋でギャリーにコートを返す
1増加:悪夢から目覚めた部屋でギャリーと7回以上話す
1増加:ギャリーと一緒に三色の像とボタンの迷路に入る
1増加:ギャリーと一緒にミルクパズルを見る
1増加:停電中のギャリーの呼びかけに対して返事をする
1増加:スケッチブックの陽のあたる場所でギャリーと6回以上話す
1増加:おもちゃばこでギャリーの問いかけに対して返事をする


途中まではED3と全く一緒の展開ですが、去りかけたギャリーが自分のものではないハンカチを懐から見つけ、イヴはそれが自分のものだと主張します。彼はそれについた血痕を見て絵画世界の事を思い出し、イヴもポケットにあったレモンキャンディを見つけて絵画世界の記憶を取り戻します。


ギャリーは血痕が付いたままのハンカチを返すのは気が引けるからと、きちんと洗って返しに来るとイヴと約束します。


「だから、また……会いましょうね!」


スタッフロールが流れた後、スチルが現れます。
優しい笑みを浮かべるギャリーと、笑顔のイヴが別れる場面です。ラストのスチルでイヴの目に光があるのはこのエンドだけ。



展開を見ているだけで興奮してくる、一番のハッピーエンドです。
メアリーの事を考えると彼女に対する救いはないですが、彼女は絵画である以上仕方がないと割り切れるならこれが最良エンドでしょう。


途中、「イヴ、覚えてる?」と訊かれ「思い出した」「覚えてない……」の選択肢が出ます。どちらを選んでも流れに支障はないのですが、「思い出した」だとキャンディの事がスルーされてしまうので「覚えてない……」が最良です。

Ibエンド考察 ED2《いつまでも一緒》

メアリー視点でのハッピーエンド。ギャリーが死亡しており、メアリーが生存しているとこのエンドになります。


【分岐条件】
スケッチブックに入った時点でギャリー死亡率3以上なら死亡ルート(ED2か4)へ。 
+メアリーを燃やしていないとこのエンド。


絵画世界での記憶を失い、イヴは元の世界に戻ります。
しかし、元の美術館のロビーで両親と家族の様に話すメアリーを見つけます。


”メアリーがイヴの家族になる”エンドというか両親の話し方からしてずっと前から家族だったしこれからもそうだよというエンドです。


ちなみにこの時、「ライター」か「キャンディ」を持っているとメアリーの追加台詞があり、「ライター」だと彼女に捨てられてしまい、「キャンディ」だと彼女に食べられてしまいます。
ラストのスチルを見てみると、メアリーは楽しそうな笑顔ですがイヴの目には光がありません。何かしら思うところはあるんでしょうか。
ある種の狂気を感じるエンドです。



《この世の定理》で示された「存在を交換することにより 空想が現実に成り得る」の『存在の交換』が成立したエンドです。世界の方も辻褄合わせをしたのか、昔からメアリーが家族であったかのように皆振舞います。
メアリーにとっては”外に出られた”し”イヴと一緒にいられる”のですから不満なんてないエンドでしょう。しかしプレイヤー側からこのエンド(特に追加台詞の部分)を見ればこのエンドの場合どうしてもメアリーが好きにはなれません。私はそうです。


ゆえに”メアリー視点でのハッピーエンド”ですが”イヴ&ギャリー視点ではバッドエンド”です。

Ibエンド考察 ED3《片隅の記憶》

ED3《片隅の記憶》はギャリーが生存しているが好感度が低い場合のエンドです。またメアリーとの初遭遇時「大丈夫?」を選ぶとこうなります。
切ないっちゃあ切ないですが、他のエンドが散々鬱いだけにマシに見えます。


【分岐条件】
スケッチブックに入った時点でギャリー死亡率2以下なら生存ルート(ED1か3)
+好感度8以下。


■ギャリーの死亡率変動箇所
1増加:鏡の部屋でギャリーがマネキンを壊す
1増加:ヒモが5本並んだ部屋でギャリーが右端のヒモをひっぱる
1増加:橋を渡った先の通路でメアリーに「ギャリーと二人でここから出る」と答える
  (ただし、この時点で死亡率が0がでないとメアリーの問いかけが発生しない)
1増加:人形がついてくる通路でギャリーがドアの前にいる人形を蹴飛ばす
1増加:「カサをなくした乙女」の部屋にあるマネキンを全て机から落とす
2増加:ギャリーが白の絵の具玉の部屋からの脱出に失敗する 


■ギャリーの好感度増加箇所
1増加:ラビリンスでギャリーと一緒に張り紙を読む
1増加:鏡の部屋でマネキンを壊そうとするギャリーを止める
1増加:悪夢から目覚めた部屋でギャリーにコートを返す
1増加:悪夢から目覚めた部屋でギャリーと7回以上話す
1増加:ギャリーと一緒に三色の像とボタンの迷路に入る
1増加:ギャリーと一緒にミルクパズルを見る
1増加:停電中のギャリーの呼びかけに対して返事をする
1増加:スケッチブックの陽のあたる場所でギャリーと6回以上話す
1増加:おもちゃばこでギャリーの問いかけに対して返事をする 


絵画世界での記憶を失い、同じような状態のギャリーと『精神の具現化』の前で会います。ただハンカチを渡していないため記憶が戻ることはなく、他人同士として数言ほど言葉を交わし、そのまま別れます。



初見で何も知らずにこのエンドに来たらそれだけでも私は大したものだと思いますが、これ以上のエンドの良さを知っている身からすれば何か納得できないというか物足りないというか複雑な感情にかられます。

Ibエンド考察 ED4《忘れられた肖像》

【分岐条件】
スケッチブックに入った時点でギャリー死亡率3以上なら死亡ルート(ED2か4)へ。 
メアリーが焼失し、ギャリーが死亡している上でひとりで元の世界に戻った場合のエンド。


■ギャリーの死亡率変動箇所
1増加:鏡の部屋でギャリーがマネキンを壊す
1増加:ヒモが5本並んだ部屋でギャリーが右端のヒモをひっぱる
1増加:橋を渡った先の通路でメアリーに「ギャリーと二人でここから出る」と答える
  (ただし、この時点で死亡率が0がでないとメアリーの問いかけが発生しない)
1増加:人形がついてくる通路でギャリーがドアの前にいる人形を蹴飛ばす
1増加:「カサをなくした乙女」の部屋にあるマネキンを全て机から落とす
2増加:ギャリーが白の絵の具玉の部屋からの脱出に失敗する



イヴはひとりで元の世界に戻ります。絵画世界での記憶を失い、美術館内を歩き回ります。


人もいますし、作品たちにも何も変わったところは…………?



…………え?「吊られた男」だったはずだよね?……え?



「吊られた男」があったはずの場所に、一枚の絵が。


プレイヤー側が見ればすぐ分かると思いますが描かれているのは、今まで見てきたギャリーの姿です。しかも、あの場所で眠ったままの姿で。


「眠っている男性が、描かれている…………」


エンディング名と同じ、『忘れられた肖像』と題されています。
思うところは、あるんでしょうね。


…ここで母親が現れ、イヴは母親についていきます。


そして、最後にトドメの視点移動。ギャリー…(T_T)
個人的に一番のトラウマエンドです。



誰からも忘れ去られ、記憶に残らないから『忘れられた肖像』なのでしょう。
そういえば、タロットの大アルカナで「吊られた男」というカードがありますが正位置だと「報われる」「必要な犠牲」などの意味なものの逆位置だと「無駄な犠牲」「報われない」を示すんだそうです。
ということは…、


―ギャリーの犠牲は無駄だったということ、ですね…(´;ω;`)


確かにメアリーも焼失していますし、言われればそうなんですけど…納得できません。
いっそ絵ごと持ち帰りたくなるのはファンゆえの思考なのでしょうか


これは道中確認できますが、美術館内では作品に手を触れるな、大声で騒ぐな、火気厳禁などの禁止事項があります。進行上イヴたちはマネキンを壊したりライターを使ったり、進むため仕方なく禁を破った時もありますが、ギャリーがマネキンと人形、二度にわたって美術品を壊す(蹴り飛ばす)と流石に作品たちも怒ったんでしょうかね。

Ibエンド考察 ED5《ひとりぼっちのイヴ》

メアリーが焼失し、ギャリーも死亡し、イヴがひとりぼっちで絵画世界に取り残されるバッドエンド。いくつかパターンはありますが最終的な結末は同じです。


【分岐条件】
基本的にラストの選択肢で変化します。
・ギャリー生存でギャリーを選ばず、母親についていく
・ギャリー死亡、最後に「怖いから離れる」を選択
・ギャリー死亡、メアリー焼失で「飛び込んでみる」の後に「ついていく」を選択
・ギャリー死亡、追加ダンジョンの「最後の舞台」を調べて「寝てみる」を選択し、最後までイベントを見る 



『絵空事の世界』の額縁が外れる場面になると、
ギャリーが生存していればイヴの母親が現れ、ギャリーが死亡していると(偽物の)ギャリーが現れます。


そちらの方についていくとこのエンドになります。


絵画世界の出口は『絵空事の世界』の白い絵のみ。その他の出口はありません。絵画世界がイヴを引き留めようとしているのでしょうか。
親しい人の偽物を作り出し、イヴを誘ってきます。しかしよくよく考えれば、違和感があります。
両親一緒に現れるのならともかく、母親だけ現れるのは不自然です。
ギャリーはイヴの事を強く否定することはしないはずです。



ギャリーが死亡している場合、イヴは本当の「ひとりぼっち」です。少々違和感はありますが、まあある意味救いはあるエンドですが、プレイヤー目線で見ればただ虚しいだけのエンドです。


黒い部屋のラストの作品、『最後の舞台』と題された天蓋付きの黒いベッド。
不吉な印象を見る者に与えるベッドですが…
ベッドを調べると「なぜか、なつかしい匂いがする……」だそうです。これもまたイヴを引き留めるための罠なのでしょうか。
実際、ベッドで最後まで寝ると「星に願いを」のような儚い曲と共に完全に画面が暗転します。
言い方は悪いですが”絵画世界が作り出した罠に引っ掛かった”エンドと言えるでしょう。